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Upgradeウェディングフォトスタジオ「eggfilm」を運営する株式会社CHAMELEONの代表取締役、有川 昇吾さんにCraftChatのInstagramチャットボットを導入いただいた背景や効果、ご感想についてお話をお伺いしました。
「花嫁様を美しくかわいく!」をモットーにしている、”ウエディング専門スタジオ”です。2020年に宮崎県にスタジオをopenし、2021年にはウエディングスタジオ2ndとファミリースタジオを3店舗、2022年には鹿児島にも国内最大級の自然光ウエディングスタジオをopenしました。
お客様の30%~40%が県外からお越しになっており、日本中の花嫁様からお選び頂いています。フォロワー数はウエディングスタジオとしては国内1位で、広告にはほぼ頼らず、Instagram集客がメインの会社です。
eggfilmインスタグラムアカウント:@eggfilm_miyazaki
Twitterにて、ゆうこすさんが登場するインスタライブでのInstagramチャットボット活用事例を見かけたのがきっかけです。
既存フォロワー様との関係値構築に、DMでのやり取りが欠かせないと兼ねてより考えていました。DM対応を自動化することで、既存フォロワー様と”より密なコミュニケーション”を取れると感じ、導入まで至りました。
参考:ゆうこすさんが登場するライブ配信でInstagramチャットボット導入。30分で1ヵ月分の売上を達成。
はい。集客における重要指標だと感じています。
Instagramでは、関係値の高いアカウントがストーリーズでは左側に、フィード内投稿では上部に表示されやすい仕組みになっています。その関係値作りにDMでのやり取りは必須だと考えていました。
本来、ウェディング業界における従来の集客手法は、情報専門誌への掲載がメインです。
掲載するには毎月多額のランニングコストが必要で、広告宣伝費の予算を多く取れる大手スタジオであるほど広告枠が大きく、掲載順位の上位に表示される等の仕様もあり、私達のような新興企業が、彼らと同じ場で戦って勝てる見込みが薄いのは明らかです。
eggfilmは、大手スタジオとは異なる顧客様に寄り添った手法で集客すべく、スタジオ開業時からInstagramの運用に注力しており、その運用を加速させるため、フォロワー様との関係値向上にフォーカスしながら日々改善を行っています。
「フォロワー様との関係値を大切にする → 広告費を抑えた集客 → 浮いた広告費をサービス向上に投資し、さらにお客様に喜んで頂く」という理想的なフローを実現するためにも、「フォロワー様との関係値」は弊社にとって大切なものであると考えています。
対応窓口のコストの問題で、DMは活用せず、問い合わせはLINEに統一していました。
しかし、Instagram運用の情報交換を出来る場に定期的に参加している中で、そのメンバー内で「DMは運用に欠かせないよね」という話題が挙がっており、重要性は感じていました。
投稿にいいねを貰うよりも、DMで直接フォロワー様とやり取りした方が「密なコミュニケーションを取っている=関係性の強いアカウント」だとアルゴリズム的に判断されるのではないかという仮説によるものです。
ある時期を境に、アカウント全体の露出量が下がっていました。広告を配信して外部露出を増やす等、追加の施策も行いましたが外部露出、集客共に、SNSのオーガニック運用と同等レベルの効果に繋がっている実感は得られませんでした。
外部露出と集客を同時に実現出来るのが、既存フォロワーにUGC(UserGenerated Contents = ユーザー生成コンテンツ = クチコミ投稿等)を投稿いただくことだと考えました。
プレゼントキャンペーンで活用しました。
「新規フォロワーを増やす」ことを直接的な目的とはせず、”過去にeggfilmをご利用いたいたお客様”を対象とした「卒花嫁様への感謝のキャンペーン」として、フィード内投稿にプレゼントキャンペーンの案内を掲載しました。
具体的には、eggfilmをご利用いただいた感想をハッシュタグ「#eggレポ」を付けて、フィード内投稿をお願いしました。
フィード内投稿に「完了しました!」とコメントいただくと、DMを自動で送信。DM内の「応募を完了する」ボタンをタップいただきプレゼントキャンペーンへの応募が完了、という導線で活用しました。
さらに、「応募を完了する」ボタンをタップした後は、外部クチコミサイトのURLもお送りして「もし宜しければ、こちらにもレビュー投稿いただけると助かります!」という風に追加でお願いをしました。
約260件の応募がありました。過去のキャンペーンと比較しても非常に盛り上がりました。
そのうち95%以上が「#eggレポ」のハッシュタグを付けてクチコミいただきましたので、応募ユーザー様のフォロワー様にも広まるUGC施策となったと思います。仮に1人あたりフォロワー100人だったとしても、200名強が投稿して下さったので、有効な類似ターゲットにオーガニック(広告なし)で大人数にリーチできたことと等しいです。
また、多くの方が外部レビューサイトのクチコミも書いてくださり、クチコミ数がプレゼントキャンペーン期間内に大幅に増え、施策前から約31倍になりました。
DMを自動化できるチャットボットを利用し、「応募頂いたユーザーにキャンペーンとは関連がないお願いとして、外部サイトへのクチコミを”追加”で依頼する」というアップセル的なやり方によって、オペレーションコストがゼロで効果的な訴求を実現でき、大変助かりました。
チャットボットがなければ「フィード内投稿にコメント(応募)いただいた後に1人1人にDMで手動による外部サイトへの案内」をする必要があり、オペレーション工程のコスト的に対応できるはずがなく、そもそも実施できなかったと思います。
はい。サービスをご利用いただいた際やInstagramでの日々の投稿で外部レビューサイトのクチコミ数も増やそうとお客様に案内はしていたものの、Instagramでの投稿は増えても外部レビューサイトのクチコミ数は伸び悩んでいました。
外部レビューサイトでのクチコミもサービスを比較いただく際の重要な検討材料ですので、本施策を通じて大幅に増加したことで今後の問い合わせ数も伸びるのではないかと期待しています。
以前より、今回のようなDMを活用した施策を実施したかったのですが、オペレーションの観点で実現出来ませんでした。
「コメントされた瞬間に応募の詳細メッセージを送る」→「応募完了したら外部リンクへのクチコミの依頼DMを送信」→「口コミをして頂いたらお礼のメッセージを送信」という動作は、ユーザー体験的には優れているのですが、780回程これを繰り返すのは流石に骨が折れます。(笑)
このようにDM対応自動化で運用の幅を広げられるのが、まさにInstagramチャットボットの強みだと感じています。
Instagramチャットボット導入前の月と比較するとInstagramフォロワー増加数は約4.8倍、予約・応募フォームを設置しているLINEの友達登録数が約2.9倍。問い合わせ数は約3.4倍に増加しました。
広告も定期的に実施しているのですが、ここまで目に見えた成果が上がったことはありません。Instagramチャットボットを活用した当施策の結果を見ると、やはり一方向的な訴求よりも相互的なコミュニケーションを行うことがアルゴリズムに良い評価を与え、より多くのユーザーにeggfilmのコンテンツが表示されやすくなっているのかもしれません。
継続してInstagramチャットボットを活用して、UGC創出を行っていきたいと考えています。
ウェディング業界における集客にはUGCが欠かせません。専門情報誌に掲載したり広告を打ったりと、大手企業様は顕在層の集客に注力しており、太刀打ち出来ない状態です。
Instagramでユーザーの生の声をUGCとして投稿してもらい、そのUGCを通じて「フォトウェディング」等で検索はしていないが、将来的な利用は考えている投稿者のフォロワー様(潜在顧客)にアプローチし、検討前からサービスを知ってもらうことが、eggfilmにおける理想的な集客体制だと考えています。
今回は既存のお客様をターゲットにした施策でしたが、次は「これから利用したい」と感じている潜在•検討段階のお客様もターゲットにした、より規模の大きいキャンペーンを企画予定です。
フォロワー様全員を大切に思うことだと考えています
ウエディング業界の場合、結婚式や撮影が終わった後に、再度リピート利用や購入をいただくことは原則的にはありません。その為、新規顧客獲得に特化した企画ばかり行いがちですが、それでは一部のフォロワー様に特化したコンテンツばかりになり、既存顧客様との関係性は失われてしまいます。
私達はご新規様の獲得にフォーカスするだけでなく、既存顧客様とも定期的なタッチポイントを持ち、全てのフォロワー様と良好かつ継続的な関係性を築いていきたいと日々考えています。
「購入したら終わり」ではなく、一度ご利用頂いたお客様と継続的に繋がり、感謝の気持ちを伝え続けることを大切にしたいと思っており、それが本施策の走りでもあります。
そのくらい私たちは、これまでご利用頂いたお客様に感謝しています。こんなスタジオを作れるのも、過去のお客様のお陰なので・・・。
目先の集客数を追うのではなく魅力的なプロダクトを作り、SNS内でご新規様・既存様問わず、中長期的にコミュニケーションを生み出し続けること。それこそが本質的なSNS運用であり、そのツールとしてInstagramチャットボットは非常に有用であると感じています。
このような運用における思いも、既存顧客様の将来的なUGC投稿や、Instagramのアルゴリズムでの高評価に繋がっているのかもしれません。
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